6月24日(金)札幌道新ホール「立川志の輔独演会」
牛若丸
志の輔独演会行ってきました。
前回の落語ライブは1月の昇太さんの独演会以来、3ヶ月ぶりの落語ライブです。
前回と大きく違うのは、タイガー前・後という点です。
800人のホール満員札止めで熱気むんむんでした。
まずはじめはメンソーレさんの「つる」。様子もよく、さわやかな高座でした。
さて、志の輔さん登場。今の社会を的確に斬るマクラが20分、「壺算」に入り、大爆笑の一席でした。
だまされる店の主人がすごい。こんな演出があるんだ、と改めて志の輔さんに脱帽です。当たり前ですが。
高座にあがる前と、下がるときの様子にかっこよさを感じました。
中入り後、談志師匠の出囃子。僕の心に緊張感が走りました。志の輔さんの上がり方が師匠そっくりに出てきました。
マクラはなしで、いきなり「紺屋高尾」です。
地方ではなかなか吉原の噺は経験がないのですが、ぐんぐんあの世界に会場全体がひきこまれて行きます。
気づいたら70分をゆうにこえる熱演。
この人、将来は談志になるのでは、と思わせられました。
カーテンコールの後、しばし今の落語界の現状分析。落語ブームといわれていることの分析です。漫才ブームとの違いの分析。すごい洞察力。
みんな納得し、しかも今日来た人々のプライドをくすぐる話。満員の客に優越感を持たせて終了、という会でした。
すべてが計算されている、と素人心に思ってしまうすごい会でした。
今回は落語初体験2名を引き連れて行きました。2人とも大満足。本当に良かった。
で、この日は「タイガー」最終回の夜でした。
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