●017/2/17.金 東村山「国立ハンセン病資料館」
岡町高弥
東村山を仕事で回っていて、行こうと思いながら、なかなか行けなかった国立ハンセン病資料館に会社の新人を連れて行くことができた。
あまりにきれいな施設に驚いた。
「ホルマリン漬け」の標本もなく、いろいろと批判もあるようだが、行って良かった。
歴史から今日にいたる流れ、園の生活など整然と並べられている。
新人は泣いていた。
日本のハンセン病政策が「差別」と「偏見」、「隔離」と「互助」という名の「遺棄」であったことがよく分かる。
しかも、「密告」で施設に収容されることが多かったようだ。
まだ全国に全生園をはじめ14の施設がある。
日本の宿痾が凝縮されている。
ハンセン病は今なお現在形なのだ。
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