●2017/1/28.土 横浜市泉区民文化センターテアトルフォンテ
「パントマイムシルヴプレ第9と1/2回公演夕暮れてカタツムリ」
岡町高弥
昨年、渦で見た際にその斬新なパフォーマンスときちんと笑いを取りにいく姿勢に心動かされ、1月28日、「パントマイムシルヴプレ第9と1/2回公演夕暮れてカタツムリ」に駆けつける。チケットはすべて完売。
40人も入れば満員の小劇場は立錐の余地もない。
細身でどこか若い頃のイッセー尾形のようなたたずまいの柴崎岳史と一見普通のお姉さんにしか見えない堀江のぞみ、男女のパントマイムユニットである。
ほんわかしたパントマイムと芝居の中間をゆくといえばよいのか、懐かしさと新しさが混ざったライブだ。
「たわむれ」は身体の動きと操り人形のようにもてあそばれる二人がおかしい。
「新型」はウィルスを表現した不思議なマイム。「エスカルゴ航空とその乗客たち」はお客と客室乗務員を演じ分け、奇妙なエスカルゴ航空の世界を作り上げる。
70分、ゆったりとした時間に身をゆだねているのが心地よい。なかなか達者なユニットだ。
シルヴプレ、今年注目して欲しい。
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